ホワイトニング

ホワイトニングとクリーニングの違いとは?

歯を美しく見せる方法として「ホワイトニング」と「クリーニング」がありますが、この2つは目的や効果、処置の内容が異なります。

ホワイトニングは、薬剤を使って歯の内側にある黄ばみや変色を分解し、歯そのものを白くする審美的な処置です。一方、クリーニングは、歯の表面に付着した歯石や着色汚れを除去し、口腔内を清潔に保つための予防処置です。

当院では、患者様のご希望やお口の状態に合わせて、審美と予防の両面から最適なケアをご提案しています。

ホワイトニングとは

ホワイトニングは、過酸化水素や過酸化尿素といった薬剤を使用して、歯の内部の黄ばみや着色を分解し、自然な白さを引き出す処置です。加齢や食生活、生活習慣などによって変色した歯を、トーンアップさせたい方に適しています。

メリット
– 歯が白くなることで、笑顔に自信が持てる
– 健康な歯を削らずに見た目を改善できる

デメリット
– 効果は永久ではなく、飲食や喫煙により再着色する
– 歯の質や色によっては効果が出にくい場合もある

クリーニングとは

クリーニングは、歯の表面に付着した歯石や歯垢(プラーク)、ステイン(着色)を専用の器具で取り除く処置です。

例えば以下のような汚れを除去します:

– 茶渋やタバコのヤニ
– 歯磨きで落ちにくい着色汚れ
– 虫歯や歯周病の原因となる歯垢・歯石

定期的なクリーニングにより、歯本来の自然なツヤが戻ることもあり、口臭予防にも効果的です。

メリット
– 健康な歯と歯ぐきを維持できる
– 虫歯・歯周病の予防になる
– 口臭予防にもつながる

デメリット
– 知覚過敏の方は、刺激を感じやすいことがある

ホワイトニングの効果と持続期間

ホワイトニングの効果は個人差がありますが、処置方法や日頃の生活習慣により持続期間が変わります。


オフィスホワイトニング…数ヶ月〜半年程度
ホームホワイトニング…6ヶ月〜1年程度
デュアルホワイトニング…1年以上持続することも

白さを長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスやタッチアップ(再施術)が有効です。

ホワイトニングが適している方

以下のような方には、ホワイトニングがおすすめです:

– 加齢や食生活による歯の黄ばみが気になる方
– 天然歯(詰め物・被せ物のない歯)を白くしたい方
– 就職活動・結婚式など、イベント前に印象を良くしたい方
– 口元の美しさを意識している方

注意が必要なケース

以下に該当する場合、ホワイトニングの効果が出にくかったり、事前の治療が必要となることがあります。

– 詰め物・被せ物がある部分(人工歯は白くならない)
– 重度の虫歯や歯周病がある
– 強い知覚過敏がある
– 妊娠中・授乳中の方
– テトラサイクリン歯(薬剤による変色)など構造的な変色

 

ホワイトニングとクリーニングは、目的も効果も異なります。それぞれの違いを理解し、患者様のご希望やお口の状態に合わせて、最適な方法を一緒に選んでいきましょう。

経歴

  • 日本大学歯学部歯学科 卒業
  • 日本大学歯学部付属歯科病院研修診療科 勤務
  • 日本大学歯学部付属歯科病院 口腔外科 勤務
  • 日本医科大学永山病院救命救急センター科 嘱託医
  • 順天堂医院 歯科口腔外科 嘱託医

所属学会

  • 日本口腔外科学会 認定医
  • 日本小児口腔外科学会
  • 日本有病者歯科医療学会
  • 日本頭頸部がん学会

デメリット

  • 全身疾患の有無や口腔内、特に骨の厚さ・深さの状態によっては、治療ができないケースもある。
  • インプラント手術後、骨と結合するまで待たなければならず、治療期間が長くなる。
  • 治療完了後は、きちんとした自宅でのセルフケア+通院によるメンテナンスが必要。これを怠るとインプラント歯周炎に感染するリスクもある。
  • 保険外治療のため、治療費が高額である。

インプラント治療、前後のポイント

事前検査の大切さ

事前検査の大切さ

インプラント治療は、まずインプラントというネジ状の人工歯根を埋め込みます。これが外科手術になるので、事前にCTによる検査を行うことが重要です。というのも、歯周病で歯を失っている場合、その影響であごの骨が薄くなったり、深さが損なわれたりしている可能性があるからです。もし、その骨の状態がインプラント手術にマッチしないとき、この治療はできなくなります。

また、口腔内手術を行うので、感染症リスクも軽減しておかねばなりません。その対策として、手術の前に口腔内のクリーニングを行います。