2025.05.26

はじめに
「毎日きちんと磨いているのに虫歯ができる…」「子どもの歯を守る方法が知りたい」――そんな悩みを抱えていませんか?
実は、フッ素を味方に付けるかどうか が虫歯の“なりやすさ”を大きく左右します。
フッ素が注目される理由
私たちの口の中では、食後に酸が発生してエナメル質が溶け出す「脱灰」と、唾液中のカルシウムが戻る「再石灰化」が絶えず繰り返されています。フッ素はこの再石灰化を強力に後押しし、
- エナメル質にフルオロアパタイトという酸に溶けにくい層を形成
- むし歯菌の活動を抑制し、酸の産生を減少
という二重の働きで歯を守ります。それなのに、日本では「知っているけれど活用できていない」ケースがまだまだ多いのが現状です。
今日からできるフッ素活用術
- 高濃度歯みがき粉(1,450ppmF 以上)を選ぶ
市販の子ども用は950ppmFが主流ですが、成人や虫歯リスクが高い方は1,450ppmFの製品が推奨です。使用後は軽く吐き出すだけにして、うがいはティースプーン1杯の水で“1回”がベスト。
- フッ素洗口を毎日の習慣に
低濃度を長時間口腔内にとどめることで持続的な効果が得られます。特に矯正装置装着中のお子さんや、根面う蝕が気になる高齢の方に最適。
- 歯科医院での定期フッ素塗布(9,000ppmF)
クリニック専用の高濃度フッ素は、歯面に一気に取り込まれ、初期むし歯を“白いまま”で止める働きが強力です。3〜4か月ごとが目安。
- 食事・唾液・キシリトールの併用
間食を決まった時間に集中させ、キシリトールガムで唾液分泌を促進。フッ素と唾液の相乗効果で再石灰化を最大限に高めます。
よくある質問
- Q. フッ素は子どもに安全ですか?
- A. 適正濃度・用量を守れば安全です。むしろ世界中で推奨され、WHOも虫歯予防の基本戦略に掲げています。
- Q. 高濃度歯みがき粉は何歳から?
- A. 6歳以上でうがいが上手にできることが条件です。心配な場合は当院でリスク評価を行い、最適な濃度を処方します。
- Q. フッ素洗口と歯みがき粉、併用して大丈夫?
- A. 問題ありません。むしろ“二段構え”でフッ素が口腔内に長く留まり、虫歯抑制効果が高まります。
まとめ――フッ素で未来の歯を守ろう
フッ素は「塗る・すすぐ・磨く」のシンプルなステップで、子どもの乳歯からご年配の根面う蝕まで幅広くカバーできる心強い味方です。大切なのは自分に合った濃度と使い方を知り、続けること。
「どの製品を選べばいい?」「子どもの年齢に合う濃度は?」と迷ったら、ぜひ一度当院にご相談ください。おおいし歯科医院(埼玉県行田市)では、唾液検査や生活習慣のカウンセリングを通じて、あなたのリスクに合わせたフッ素プログラムをご提案しています。
お電話またはWEB予約フォームからお気軽にお問い合わせを。
早めの一歩が、むし歯ゼロの未来をつくります。
行田市の歯を守る
おおいし歯科医院
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〒361-0071 埼玉県 行田市栄町17-11
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投稿者:おおいし歯科医院様(oishi-dent.com)