当院の予防治療
病気を予防し、健康な歯を維持するのが「予防治療」です
皆さまが歯医者にかかるのはどんなときでしょうか？ 「悪くなってから」「痛くなってから」と連想される方が多いと思いますが、歯医者に通う目的は、そのためだけではありません。「悪くならないように、歯を削らないように予防を行う」、ケアやクリーニングを行うところでもあります。早めに対処することによって、歯を失うリスクを抑えることができるのです。
一度削ってしまった歯は元通りには戻りません。歯の健康寿命を延ばすためにも、定期メンテナンスを受けるようにしましょう。
当院では、予防治療を実現する条件として、以下の4つを挙げています。
予防治療を実現する条件
- セルフケア(ご自身が行うケア)とプロフェッショナルケア(歯医者でのケア)の両方を行うこと
- デンタルIQを高めるために、歯科医院としっかりコミュニケーションを取ること
- 定期検診をしっかり受診すること
- 予防の本当のスタートは治療を終えてからはじまるということ
予防治療メニュー
当院の予防治療のメニューには、以下の方法があります。
シーラント
奥歯の噛み合わせの部分の溝にプラスチックを埋め込み、むし歯を予防する方法です。
フッ素塗布
フッ素を含む塗布剤を歯にコーティングし、むし歯を予防する方法です。フッ素には以下のような効果があります。
- 歯質を強化し、むし歯になりにくくする
- むし歯になりかけた部分の「再石灰化」を促進する
- 抗菌作用・抗酵素作用により、むし歯菌の活動を抑制する
スケーリング(歯石除去)
歯石は自分で取り除くことはできません。定期的に歯科医院へ行き、歯石を取り除いてもらう必要があります。これを「スケーリング」といいます。また、「ルートプレーニング」という方法で、歯ぐきのさらに奥の歯根面を滑らかにし、プラークをつきにくくします。
クリーニング(PMTC)
歯科衛生士による歯のクリーニングを「PMTC」といいます。専用の機器と薬剤を用いて、歯の隅々までクリーニングを行います。
PMTCについて
ワンランク上のプロフェッショナルクリーニングで、歯を守ろう！
むし歯や歯周病の原因となる歯垢(プラーク)、食べ物やタバコでついた着色汚れなどは、毎日のブラッシングでは取りきれません。これらの汚れに対応するのが、PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)と呼ばれる、歯科医院でしかできないクリーニングです。
PMTCは、歯科医院で専用器具を用いて行います。毎日のブラッシングに加えて定期的に行うことで、蓄積しがちな歯垢や着色汚れ、細菌（バイオフィルム）を取り除き、むし歯や歯周病を防ぐことができます。
PMTCはこんな人におすすめ
- 治療ではなく、歯磨きの手伝いをして欲しい人
- 歯周病の治療が終わっている人
- 矯正中の人
- 被せ物やブリッジなどがある人
- お口の中をすっきりさせたい人
- 歯石を取り除いた人
PMTCの効果
毎日歯磨きをしているのに、なぜむし歯になるのだろう？どうして歯周病になるのだろうと思ったことはありませんか？毎日の歯磨きでは不十分です。自分自身ではしっかりと磨いているつもりでも磨き残しが残るものです。加えてPMCTを受けるとむし歯や歯周病になる確率を抑えることができます。
