2026.09.28

歯ぐきが赤く腫れている、丸みを帯びてブヨブヨしているといった変化は、歯ぐきに炎症が起きているサインの一つです。
健康な歯ぐきは一般的に薄いピンク色で引き締まり、歯との境目も比較的すっきりしています。一方、炎症が起こると血流が増え、赤みや腫れが現れたり、歯磨きの刺激で出血しやすくなったりします。
注意したいのは、歯ぐきが腫れていても必ず痛みが出るとは限らないことです。特に歯周病は、初期には目立った痛みを感じないまま進行することがあります。
「痛くないから大丈夫」と判断せず、腫れや出血が続く場合には原因を確認することが大切です。歯ぐきの色や形、出血など普段との違いに気づいたら、歯科医院で状態を確認してもらいましょう。
歯ぐきが腫れる代表的な原因の一つが、歯垢(プラーク)の蓄積による炎症です。
歯垢は細菌を多く含む付着物で、歯と歯ぐきの境目などに残った状態が続くと、歯ぐきに炎症を起こして「歯肉炎」につながります。歯肉炎の段階では歯を支える骨への影響はありませんが、炎症がさらに深い組織へ広がると「歯周炎」へ進行し、歯を支えている歯槽骨が失われることがあります。
また、歯垢が唾液中の成分によって石灰化すると歯石となり、歯磨きだけでは取り除くことが難しくなります。
歯ぐきの腫れや出血を繰り返している場合には、単なる一時的な炎症ではなく歯周病が関係している可能性もあるため、歯周ポケットや歯石の付着状態などを歯科医院で確認することが重要です。
歯ぐきが腫れているからといって、原因が必ず歯周病とは限りません。
例えば、深い虫歯などから歯の内部に細菌感染が広がり、歯の根の先に炎症や膿がたまると、その周辺の歯ぐきが局所的に腫れることがあります。
また、親知らずが一部だけ生えている場合には、周囲に汚れがたまりやすくなり、歯ぐきに炎症を起こす「智歯周囲炎」が生じることもあります。そのほか、食べ物や歯ブラシなどによる傷、合わない詰め物・被せ物による刺激などが関係するケースも考えられます。
腫れ方だけを見て原因を自己判断することは難しく、原因によって必要な治療も異なります。特定の場所だけ繰り返し腫れる、痛みや膿を伴う、腫れがなかなか引かないといった場合には、早めに歯科医院で診査を受けることが大切です。

歯周病は、歯垢(プラーク)に含まれる細菌が関係して、歯ぐきや歯を支える組織に炎症が起こる病気です。
初期には歯ぐきが赤くなる、腫れる、歯磨きの際に出血するといった症状がみられます。炎症が進行すると、歯ぐきだけでなく、歯と顎の骨をつなぐ歯根膜や、歯を支えている歯槽骨にも影響が及ぶことがあります。
歯周病で注意したいのは、歯そのものではなく、歯を支える土台が徐々に損なわれていく点です。進行すると歯ぐきが下がったり、歯がぐらついたりして、噛みにくさにつながる場合もあります。
歯ぐきの腫れや出血を「疲れているだけ」「磨きすぎたから」と自己判断せず、症状が続く場合には歯科医院で歯ぐきの状態を確認することが大切です。
歯周病は、大きく「歯肉炎」と「歯周炎」に分けられます。
歯肉炎は、炎症が主に歯ぐきにとどまっている段階で、赤みや腫れ、歯磨きの際の出血などが現れます。この段階では、歯を支える歯槽骨の破壊は認められません。
一方、炎症がさらに深い部分へ広がり、歯を支える組織が壊されている状態が歯周炎です。歯と歯ぐきの境目にある「歯周ポケット」が深くなり、歯槽骨が失われることで、進行すると歯のぐらつきが生じることもあります。
歯肉炎の段階で歯垢を適切に取り除き、歯磨きなどのセルフケアを改善することは、歯周炎への進行を防ぐうえで重要です。歯ぐきの腫れや出血に気づいたら、早い段階で状態を確認しましょう。
歯周病は、初期から中等度の段階では強い痛みが現れないことも多く、自分では気づきにくい病気です。
歯ぐきから血が出る、歯ぐきが腫れる、口臭が気になるといった変化があっても、日常生活に大きな支障がないため、そのままにしてしまう方もいます。
しかし、目立った痛みがなくても歯周組織の炎症が続き、歯を支える歯槽骨の吸収が進んでいる場合があります。さらに、腫れが一時的に引いたとしても、歯周病そのものが改善したとは限りません。
進行すると歯ぐきが下がる、歯が長く見える、歯が動く、噛みにくくなるといった症状につながることがあります。
痛みの有無だけで判断せず、歯ぐきの腫れや出血などの変化が続く場合は、歯科医院で検査を受けることが大切です。

健康な歯ぐきは一般的に薄いピンク色で引き締まっていますが、歯周病の初期段階である歯肉炎が起こると、赤みを帯びたり、丸みをもって腫れたりすることがあります。
主な原因は、歯と歯ぐきの境目に付着した歯垢(プラーク)に含まれる細菌です。細菌に対する体の防御反応として炎症が起こると、歯ぐきの血流が増え、腫れてやわらかく見えることがあります。
歯周病が進行すると、炎症が歯ぐきだけでなく歯を支える組織へ広がることもあります。歯ぐきがブヨブヨしている、赤い状態が続くといった変化は、痛みがなくても注意したいサインです。
歯磨きだけでは取り除けない歯石が付着している場合もあるため、腫れが続くときは歯科医院で状態を確認しましょう。
歯磨きの際に歯ぐきから出血する場合、歯周病などによって歯ぐきに炎症が起きている可能性があります。炎症を起こした歯ぐきは血管が増え、組織も刺激に弱くなるため、歯ブラシが触れただけでも出血しやすくなります。
ただし、強すぎるブラッシングや歯ブラシによる傷でも出血するため、出血だけで歯周病と断定することはできません。
また、歯と歯ぐきの境目などから膿が出る場合には、進行した歯周炎や歯の根の周囲に生じた感染なども考える必要があります。特に、腫れや口臭、歯のぐらつき、噛んだときの違和感を伴う場合は注意が必要です。
出血や膿を繰り返す場合は、自己判断で放置せず、原因を確認するために歯科医院を受診することが大切です。
以前より歯が長く見える、歯の根元が露出してきたと感じる場合は、歯ぐきが下がる「歯肉退縮」が起きている可能性があります。
歯周病が進行して歯を支える骨や歯周組織が失われると、それに伴って歯ぐきの位置が変化し、歯が長く見えることがあります。ただし、歯肉退縮の原因は歯周病だけではありません。強すぎる歯磨き、歯の位置や歯ぐきの厚さ、加齢など複数の要因が関係することがあります。
歯の根元が露出すると、冷たいものがしみる知覚過敏や、根元に虫歯ができる「根面う蝕」のリスクにも注意が必要です。
歯ぐきが下がってきたと感じた場合は、原因に応じた対応が必要になるため、歯周病の有無も含めて歯科医院で確認してもらいましょう。

歯ぐきが腫れていると「歯周病ではないか」と考える方も多いですが、歯の根の先に感染や炎症が起きている場合にも、歯ぐきが腫れることがあります。
虫歯が深く進行して歯の神経が感染したり、過去に根管治療を受けた歯の内部で細菌が増えたりすると、根の先に炎症が生じ、膿がたまることがあります。その膿の出口が歯ぐきに形成されると、ニキビのような膨らみができることもあります。
痛みが強く出るケースがある一方、慢性的な炎症では痛みがほとんどないこともあるため注意が必要です。歯周病による腫れと歯の根の感染では必要な治療が異なります。
腫れを繰り返す、噛むと痛い、歯ぐきから膿が出るなどの症状がある場合は、レントゲン検査なども含めて原因を確認することが大切です。
奥歯のさらに後ろにある歯ぐきが腫れて痛む場合は、親知らずの周囲に炎症が起こる「智歯周囲炎」の可能性があります。
親知らずが一部だけ生えていたり、斜めに生えていたりすると、歯と歯ぐきの間に汚れや細菌がたまりやすくなります。歯ブラシも届きにくいため清掃が不十分になり、歯ぐきの腫れや痛み、出血などにつながることがあります。
炎症が強くなると、口を開けにくい、飲み込みにくい、頬まで腫れるといった症状が現れる場合もあります。
症状が一度治まっても、親知らずの位置や清掃しにくい環境が変わらなければ炎症を繰り返すことがあります。奥の歯ぐきが何度も腫れる場合は、親知らずの生え方や周囲の状態を歯科医院で確認してもらいましょう。
歯ぐきの腫れや痛みは、歯周病や歯の根の感染以外にも、さまざまな原因で起こります。
例えば、硬い食べ物や歯ブラシで歯ぐきを傷つけた場合には、局所的に赤くなったり腫れたりすることがあります。また、口内炎が歯ぐきにできると、白っぽい潰瘍とその周囲の赤みがみられ、触れたときに痛みを感じることがあります。
さらに、詰め物や被せ物の形・適合状態によって汚れがたまりやすくなっていたり、その周囲に炎症が起きていたりするケースもあります。
歯ぐきが腫れた原因を見た目だけで判断することは難しく、症状に応じた診査が必要です。腫れがなかなか引かない、繰り返す、出血や痛みを伴う場合には、自己判断で放置せず歯科医院へ相談することが大切です。

歯周病は、歯垢(プラーク)に含まれる細菌によって歯ぐきに炎症が起こり、進行すると歯を支えている組織にまで影響が及ぶ病気です。
初期の歯肉炎では炎症が主に歯ぐきにとどまりますが、歯周炎へ進行すると、歯と歯ぐきの境目にある歯周ポケットが深くなり、歯を支える歯槽骨が徐々に失われることがあります。
歯槽骨は歯を安定させる重要な組織であり、一度大きく失われると、元の状態に戻すことが難しい場合もあります。
また、歯周病は初期から強い痛みが出るとは限らないため、本人が気づかないまま進行することも少なくありません。歯ぐきの腫れや出血、口臭などの変化に気づいたときは、症状の強さだけで判断せず、早めに歯科医院で歯ぐきや歯槽骨の状態を確認することが大切です。
歯周病が進行して歯槽骨や歯根膜などの歯を支える組織が失われると、歯を十分に支えられなくなり、徐々にぐらつきが生じることがあります。
さらに炎症が進むと、噛んだときに違和感がある、硬いものを噛みにくい、歯が動いているように感じるなど、食事にも影響する症状が現れる場合があります。歯の位置が変化することで、以前とは噛み合わせが違うように感じるケースもあります。
ただし、歯のぐらつきや噛みにくさは、歯周病以外にも歯の根の病気や外傷、強い噛み合わせの力などが関係することがあります。
そのため、「年齢のせい」「少しぐらつくだけ」と自己判断せず、歯周ポケットの深さや歯の動揺、歯槽骨の状態などを検査し、原因に応じた治療を受けることが重要です。
歯ぐきの腫れや痛みが一度落ち着いたとしても、原因となる歯周病まで改善したとは限りません。
歯周病では症状に波があり、炎症が一時的に落ち着くことで「自然に治った」と感じることがあります。しかし、歯周ポケットの内部に歯垢や歯石が残っている場合には、炎症の原因が十分に取り除かれておらず、再び歯ぐきが腫れたり出血したりする可能性があります。
また、歯周病は痛みが目立たないまま進行することもあるため、自覚症状だけで病気の程度を判断するのは困難です。
腫れを繰り返している、歯磨きのたびに出血する、歯ぐきが下がってきた、歯がぐらつくといった変化がある場合は、症状が治まっている時期でも歯科医院を受診し、歯ぐきや歯を支える組織の状態を確認してもらいましょう。

歯ぐきが腫れていると、「歯ブラシを当てると悪化するのでは」と心配になり、歯磨きを控えてしまう方もいます。
しかし、歯垢(プラーク)の蓄積による歯肉炎や歯周病が関係している場合、清掃をやめるとさらに歯垢がたまり、炎症が続く原因になります。
腫れているときは硬い歯ブラシで強くこするのではなく、やわらかめの歯ブラシなどを使い、痛みの程度に配慮しながら歯と歯ぐきの境目をやさしく清掃することが大切です。
出血があるからといって歯磨きを完全に中止する必要はありませんが、強い痛みや出血が続く場合には無理をしないようにしましょう。
歯ぐきの腫れが改善しない、繰り返し腫れる場合には、歯周病などの可能性も考えて歯科医院で原因を確認することが重要です。
歯ぐきが大きく腫れたり膿がたまっているように見えたりすると、自分で押して膿を出したくなるかもしれません。
しかし、腫れた部分を強く押す、針などで傷つけるといった自己処置は避けてください。
歯ぐきの腫れや膿は、進行した歯周病のほか、虫歯から歯の神経や根の周囲へ感染が広がった場合、親知らずの周囲に炎症が起きた場合などにもみられます。
膿が自然に排出されることで一時的に腫れや痛みが軽くなることはありますが、感染の原因そのものが解消したとは限りません。
自己処置によって歯ぐきを傷つけると、状態を悪化させるおそれもあります。膿が出る、腫れを繰り返す、強い痛みがある場合には、自分で処置せず歯科医院で診査を受けましょう。
歯ぐきが腫れて痛みがあるとき、市販の鎮痛薬などによって一時的に症状を和らげられる場合があります。
しかし、薬によって痛みが軽くなっても、歯周病や歯の根の感染といった腫れの原因そのものが解消されているとは限りません。
特に、同じ場所が何度も腫れる、歯ぐきから膿が出る、噛むと痛い、歯がぐらつくといった症状がある場合には、歯科医院で原因を確認することが重要です。
また、顔まで腫れてきた、発熱がある、口が開けにくい、飲み込みにくいなどの症状を伴う場合には、感染が周囲へ広がっている可能性もあるため、速やかな受診が必要です。
市販薬はあくまで症状を一時的に和らげる目的で使用し、腫れが続く場合には歯科医院へ相談しましょう。

歯周病の検査では、まず歯と歯ぐきの境目にある「歯周ポケット」の状態を確認します。歯周ポケットとは、歯と歯ぐきの間にある溝のことで、歯周病が進行すると深くなる傾向があります。
検査では、プローブと呼ばれる目盛りの付いた細い器具を使用し、歯周ポケットの深さを測定します。同時に、検査時の出血の有無なども確認し、歯ぐきに炎症が起きているかを評価します。
ただし、歯周ポケットが深いという情報だけで歯周病の状態を判断するわけではありません。歯ぐきの腫れや出血、歯石の付着状態、歯を支える組織の状態なども含めて総合的に診断します。
歯ぐきから血が出る、腫れを繰り返すといった症状がある方にとって、現在の歯周病の状態を把握するために重要な検査です。
歯周病は歯ぐきだけの病気ではなく、進行すると歯を支えている「歯槽骨」という骨が失われていくことがあります。
歯ぐきの表面を見ただけでは骨の状態までは十分に分からないため、必要に応じてレントゲン検査を行います。レントゲン画像では、歯槽骨がどの程度残っているか、どの部分で骨の吸収がみられるかなどを確認します。
また、歯周病以外に歯の根の周囲へ炎症が広がっていないかなど、歯ぐきの腫れに関係する別の問題を確認する手がかりにもなります。歯周ポケット検査などの結果とレントゲン所見を組み合わせることで、歯周組織の状態をより詳しく把握できます。
症状が少ない場合でも歯周病が進行していることがあるため、適切な診断や治療方針を考えるうえで大切な検査です。
歯周病の診断では、一つの検査結果だけを見るのではなく、複数の情報を組み合わせてお口全体の状態を評価します。
歯周ポケットの深さや検査時の出血に加え、歯垢・歯石の付着状態、歯ぐきの腫れ、歯のぐらつき(動揺)、レントゲンで確認できる歯槽骨の状態などが重要な判断材料になります。また、喫煙習慣やセルフケアの状況など、歯周病の進行に関係する要因を確認することもあります。
そのうえで、歯磨き方法の改善や歯垢・歯石の除去を中心とした歯周基本治療を行い、治療後に再度検査して変化を評価します。
歯周病の程度や治療への反応によって必要な処置は異なるため、検査と再評価を重ねながら、一人ひとりの状態に応じた治療方針を検討することが大切です。

歯周病治療の基本は、炎症の原因となる歯垢(プラーク)や歯石をできるだけ取り除き、細菌が増えにくい口腔環境を整えることです。
歯科医院では、歯周ポケットの深さや出血の有無、歯石の付着状況などを確認し、専用の器具を用いて歯の表面や歯ぐきの内側に付着した歯石を除去します。これをスケーリングやルートプレーニングと呼びます。
ただし、歯科医院で歯石を取り除くだけでは十分ではありません。毎日の歯磨きで歯垢を適切に除去できるよう、歯ブラシの当て方や歯間ブラシ・デンタルフロスの使い方を確認することも歯周基本治療の重要な要素です。
治療後には再評価を行い、歯ぐきの腫れや出血、歯周ポケットなどがどの程度改善したかを確認し、次の治療方針を判断します。
歯周基本治療を行っても深い歯周ポケットや炎症が残る場合には、歯周外科治療など追加の処置が検討されることがあります。
歯周病が進行すると、歯ぐきの奥深くまで歯石や細菌が入り込み、通常の器具では十分に確認・除去することが難しくなる場合があるためです。
歯周外科治療では、必要に応じて歯ぐきを開いて歯根の表面を確認し、歯石や炎症の原因となる組織を取り除く方法などがあります。また、歯を支える骨が失われた状態によっては、歯周組織の再生を目的とした治療が検討される場合もあります。
ただし、進行した歯周病のすべてに外科治療が必要なわけではありません。歯周病の進行度、歯を支える骨の状態、歯の動揺などを総合的に評価し、一人ひとりに適した治療方法を検討することが大切です。
歯周病は治療によって歯ぐきの腫れや出血が落ち着いても、その後の管理が不十分であれば再び炎症が生じる可能性があります。そのため、治療後は毎日のセルフケアと歯科医院での定期的な管理を続けることが重要です。
自宅では歯ブラシによる清掃に加え、歯と歯の間の状態に合わせて歯間ブラシやデンタルフロスを使用し、歯垢を残しにくい環境を整えます。
歯科医院では、歯ぐきからの出血や歯周ポケット、歯の動揺、磨き残しなどを確認し、自分では取り除きにくい汚れの除去やセルフケアの見直しを行います。定期管理の間隔は歯周病の状態やリスクによって異なるため、診査結果に応じて設定します。
歯周病治療は「治療して終わり」ではなく、安定した状態を維持していくことまで含めて考えることが大切です。

歯ぐきが赤く腫れている、歯磨きのときに出血するといった症状があっても、その原因を見た目だけで判断することはできません。歯垢や歯石による歯ぐきの炎症だけでなく、歯周病の進行や歯の根の感染など、さまざまな原因が考えられるためです。
おおいし歯科医院では、腫れている部分だけを見るのではなく、歯ぐきの色や腫れ、出血の有無、歯周ポケットの深さ、歯のぐらつきなどを確認し、お口全体の状態を把握することを大切にしています。
必要に応じてレントゲン検査なども行い、歯を支える骨の状態を含めて確認します。歯ぐきの腫れがなぜ起きているのかを整理したうえで、一人ひとりのお口の状態に応じた治療方針を検討していきます。
歯ぐきが腫れていると「歯周病かもしれない」と考える方は多いかもしれませんが、原因は歯周病だけではありません。
虫歯が進行して歯の神経や根の周囲に感染が広がると、歯ぐきに腫れや膿の出口が生じることがあります。また、親知らずの周囲に汚れがたまり、歯ぐきに炎症を起こす「智歯周囲炎」でも、腫れや痛みが現れる場合があります。
原因が異なれば必要となる治療も異なるため、症状だけで判断しないことが重要です。おおいし歯科医院では、歯周病の状態に加えて、虫歯や歯の根、親知らずなども含めて確認し、歯ぐきの腫れにつながっている原因を見極めます。
診査結果をもとに、必要な治療について分かりやすく説明しながら対応を検討します。
歯周病は、治療によって歯ぐきの腫れや出血が落ち着いたあとも、良好な状態を維持していくことが大切です。
歯周病の主な原因となる細菌のかたまりである歯垢は日々形成されるため、毎日の歯磨きに加え、歯科医院で定期的に歯ぐきや歯周ポケットの状態を確認することが重要になります。
おおいし歯科医院では、治療後も歯ぐきの腫れや出血、歯周ポケット、磨き残しなどを確認しながら、お口の状態に応じた継続的な管理を行っています。
ご自宅でのセルフケアについても確認し、必要に応じて歯磨き方法などをお伝えします。歯周病の再発や進行を防ぐためにも、症状がなくなった後まで含めて、お口の健康を継続的に管理していくことを大切にしています。

歯ぐきの腫れは歯周病でみられる代表的な症状の一つですが、腫れているからといって必ず歯周病とは限りません。
歯周病では、歯と歯ぐきの境目に歯垢(プラーク)がたまり、細菌の影響によって歯ぐきに炎症が起こります。初期には赤みや腫れ、歯磨き時の出血などがみられ、進行すると歯を支える組織や骨にまで影響が及ぶことがあります。
一方、歯の根の周囲に感染が生じている場合や、親知らず周辺の炎症などでも歯ぐきは腫れます。
見た目だけでは原因を区別しにくいため、腫れが続く、繰り返す、出血や痛みを伴う場合には歯科医院で診査を受けることが大切です。
歯ぐきの腫れが一時的に軽くなることはありますが、症状が治まっただけで原因まで解消したとは限りません。
例えば、歯垢がたまって歯ぐきに炎症が起きている場合、丁寧な歯磨きによって炎症が軽減することがあります。しかし、歯石は歯ブラシでは取り除くことができず、歯周病が進行している場合には歯科医院での処置が必要です。
また、歯の根の感染などによる腫れでは、一度腫れが引いても再び症状が現れることがあります。
「腫れが引いたから治った」と自己判断せず、数日たっても改善しない場合や、同じ場所が何度も腫れる場合には、原因を確認するために歯科医院へ相談しましょう。
歯磨きの際に繰り返し歯ぐきから出血する場合は、歯肉炎や歯周病による炎症が起きている可能性があります。
歯垢が歯と歯ぐきの境目に蓄積すると、細菌に対する体の反応によって歯ぐきが炎症を起こし、わずかな刺激でも出血しやすくなります。
ただし、強い力で歯を磨いたり、硬い歯ブラシで歯ぐきを傷つけたりした場合にも出血することがあります。
出血するからといって歯磨きをやめると歯垢がさらに蓄積するため、やさしい力で清掃を続けることが大切です。出血が繰り返される、歯ぐきの腫れや口臭なども気になる場合には、歯周病の検査を受けることをおすすめします。
歯ぐきから膿が出ている場合は、細菌感染や炎症が生じている可能性があるため、できるだけ早めに歯科医院を受診してください。
進行した歯周病によって歯周ポケットの内部に膿がたまっている場合のほか、虫歯などから歯の神経が感染し、歯の根の先に炎症が起きている場合にも、歯ぐきから膿が出ることがあります。
膿が出ることで圧力が下がり、一時的に痛みや腫れが軽くなる場合がありますが、感染の原因がなくなったとは限りません。自分で腫れを押して膿を出そうとすることは避けましょう。
強い腫れや発熱、飲み込みにくさ、顔まで腫れるなどの症状がある場合には、より速やかな受診が必要です。
歯周病では、初期には歯ぐきの赤みや腫れ、歯磨き時の出血などが現れ、進行すると歯ぐきが下がったり、歯がぐらついたりすることがあります。
歯周病は、歯ぐきだけに炎症がとどまる「歯肉炎」から始まり、炎症が深い部分へ広がると、歯を支えている歯槽骨などの歯周組織が破壊される「歯周炎」へ進行します。
歯周ポケットが深くなると汚れがたまりやすくなり、口臭や膿などがみられる場合もあります。ただし、歯周病は痛みが目立たないまま進行することもある病気です。
出血や腫れ、歯ぐきが下がったなどの変化に気づいたら、症状の程度にかかわらず一度検査を受けることが大切です。
歯周病によって失われた歯ぐきや歯を支える組織は、炎症を治療しただけで完全に元の状態へ戻るとは限りません。
歯周病が進行すると、歯を支える歯槽骨や歯周組織が破壊され、それに伴って歯ぐきが下がり、歯が以前より長く見えることがあります。
歯周病治療によって炎症を抑え、病気の進行をコントロールすることは重要ですが、失われた組織の回復には限界があります。
状態によっては歯周組織再生療法などが検討されることもありますが、すべてのケースに適応できるわけではありません。歯ぐきが下がってきたと感じた場合には、原因と歯周病の進行度を確認することが大切です。
歯磨きは歯周病の予防・治療に欠かせませんが、進行した歯周病を自宅での歯磨きだけで改善させることは難しい場合があります。
歯周病の原因となる歯垢は毎日のセルフケアによって取り除くことが重要ですが、歯垢が石灰化してできた歯石は歯ブラシでは除去できません。
特に歯周ポケットの深い部分に付着した歯石や細菌性の汚れについては、歯科医院で専門的な処置が必要になります。
歯科医院で歯石などを取り除くことと、毎日の適切な歯磨きを組み合わせることが歯周病治療の基本です。歯ぐきの出血や腫れが続いている場合には、セルフケアだけで様子を見続けず、歯周病の状態を確認してもらいましょう。
歯周病が進行すると歯を支える骨が失われ、最終的には歯を十分に支えられなくなることがあります。
歯周病は歯そのものではなく、歯ぐきや歯根膜、歯槽骨など、歯を支えている組織に炎症が起こる病気です。進行するにつれて歯槽骨が減少すると、歯がぐらつく、噛みにくいといった症状が現れ、重度になると歯の保存が難しくなる場合があります。
ただし、歯周病になったからといって、すべての方が歯を失うわけではありません。
早期に状態を把握して必要な治療を受け、その後も適切なセルフケアと定期的な管理を続けることが重要です。歯のぐらつきに気づいた場合は、早めに歯科医院を受診してください。
歯ぐきの腫れに痛みを伴っている場合は、長期間様子を見続けず、できるだけ早めに歯科医院へ相談することをおすすめします。
歯ぐきの腫れと痛みは、歯周病だけでなく、歯の根の周囲の感染や親知らず周辺の炎症などでも起こります。特に、痛みが強くなっている、腫れが広がっている、膿が出る、噛むと強く痛むといった場合には、早めの診査が必要です。
また、発熱を伴う、顔や顎まで腫れる、口が開けにくい、飲み込みにくい、息苦しさがある場合には、感染が広がっている可能性もあるため、速やかに医療機関へ相談してください。
症状が軽くても繰り返し腫れる場合は、一度原因を確認しておくことが大切です。
痛みがなくても、歯ぐきの腫れが続いている場合や繰り返している場合は、歯科医院へ相談して問題ありません。
歯周病は初期から中等度の段階では強い痛みが出ないこともあり、「痛くないから大丈夫」とは判断できません。歯ぐきの赤みや腫れ、歯磨き時の出血、口臭、歯ぐきが下がった感じなどは、お口の状態を確認するきっかけとなる症状です。
また、腫れの原因が歯周病ではなく、歯の根の感染や親知らずなどにある可能性もあります。歯科医院では歯ぐきや歯、必要に応じて歯を支える骨などを確認し、原因に応じて対応を検討します。
「少し腫れているだけ」と感じる段階でも、気になる状態が続く場合には相談してみましょう。
おおいし歯科医院
所在地〒:埼玉県行田市栄町17-11
川越ワイズ歯科・矯正歯科
所在地〒:埼玉県川越市的場新町21−10
*監修者
医療法人結蒼会理事長 大石正人
*出身大学
日本大学歯学部
*経歴
池袋メトロポリタン歯科クリニック勤務
いいじま歯科(世田谷区)勤務
おおいし歯科医院 開院
*所属
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